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こちらの記事は、私の運営する別サイト「自作PCの道楽新館」より移転した記事です。
副題:詰替えインク・互換インクの使用は問題がないのか?また、使用してはいけないのはどんな人なの?
この記事について |
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目次 | ![]() |
詰替えインクや互換インクのような商品を使用したことがない方ももちろんいらっしゃると思います。詰替えインクや互換インクを使用すると印刷コストが非常に低くなる(安くなる・特になる)と知っていても「プリンタが故障するのではないか・保証が効かなくなるのではないか」などということでためらっている方も多いのではないかと思います。
使う使わないの決め方、インクの選び方、上手にインクを詰め替えるコツ、汚れない(さない)詰め替え方、プリンタ本体の保証、詰替えインクの保証などは本文をどうぞ!
◎ Fax付き複合機プリンタ本体、複合機プリンタ本体の選び方の記事は、【使用重点別】インクジェットで、お得なFAX付きプリンタ複合機【買うならこれ!】をご覧になってくださいね。
(この記事は「Fax付き複合機 お得」で検索するとグーグルの1ページ目に出てくる人気記事です)
【使用重点別】インクジェットで、お得なプリンタとプリンタ複合機【買うならこれ!】
対象 | 内容 |
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キーワード | 詰替えインク、互換インク、お勧め、保証、印刷コスト、安い、 安全/安心、詰替え方、汚さない、回数、信頼性、ショップ プリンタ、複合機 |
OS/ソフト/機材など | 詰替えインク、互換インク、プリンタ、複合機、FAX付 |
対象読者 | 詰替えインクや互換インクの使用を考えている方 |
最終更新日 | 2017/4/9…全面改訂 |
更新履歴
2017/4/9…全面改訂<
2016/10/20…初版
本文 |
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概要
まず最初に、ご存知のない方や詳しくは知らないという方もいらっしゃるよ思いますので詰替えインクと互換インクというのはどのようなものなのかということを簡単に比較してみますね。
比較
種類 | 詰替えインク | 互換インク |
特徴 | 読んで字のごとく、購入した純正ではないインクの入ったボトルなどからインクカートリッジにインクを詰め(替え)て使用するタイプです。一般にこのタイプは純正のカートリッジにしか詰め替えて使用することができません。 | 純正インクと同じようなカートリッジに詰めた状態で販売されている商品になります。通常のインクカートリッジと同じようにカートリッジを取り換えるだけで使用できます。 |
コスト | コストは互換インクと比較しても低く、純正インクの3分の1~7分の一程度となります。純正インク1個が2,000円とすると1個当たり換算で700円弱から300円程度で使用できることになります。 | 純正品と比較した場合、80~50%程度の価格です。純正品の価格が2,000円のものでは、1,000~1,600円程度の価格となります。 |
欠点 | 後ほど詳細を説明しますが、詰替えが面倒と感じる方もいる・上手に詰め替えないとインクで汚れてしまうなどのデメリットももちろんあります。 | 詰替えインクと同様、本来顔料インクであるのに互換インクは染料インクというようなデメリットもあります。 |
保証 | お店により細かい条件が異なりますので注意が必要です。なお、記事内で紹介しているお店は、私が実際に使用して安心して使用できるお店を紹介しています。 | お店により細かい条件が異なりますので注意が必要です。なお、記事内で紹介しているお店は、私が実際に使用して安心して使用できるお店を紹介しています。 |
詰替えインクの商品例
詰め替えインクのエコッテさん
あなたに向くインクはどのタイプ?
それでは、詰め替えインク・互換インクを使ったほうが良いケースなのかどうか、使うとしたらあなたに向くのはどれなのかを考えてみますが、(大前提として)デメリットに見合うほど見合うほどの対費用効果があるのかどうかということを考慮してくださいね。
・普段使用しない機能の不具合や紙送り機能の不具合などは少し時間が経過しないと判明しないことがありますので留意してくださいね。
・純正インクで行くのかという判断では、インクの消費量によりどの程度の節約になるのかという部分と万が一不具合が発生した時の費用(実際には買い替えてしまったほうが安く早い場合も多い)の比較、写真の印刷でどこまで色味を追及するのかということになります。
実際上、年間に使用するセット数X純正との差額が1万円を超えるような場合は、不具合などのリスクを考慮してもすぐに詰替え/互換インクを使用するほうが良い気がします。
また、詰替えインクと互換インクの選択では、面倒や汚れるのは嫌という部分と実際に節約できそうな費用の差額で選ぶことになるかと思います。
私の場合ですと印刷枚数から換算して年に8セット程度使用 ⇒ 純正では45,000円 ⇒ 詰替えでは35mlのセットが2セットでは少し足りない(35ml入りで3~4回詰め替えられます)っという感じですので7,000円~10,000円という非常に低い金額になります。
大まかに言ってインク代が4分の1程度以下になると考えるとよいかと思います。
また、信頼できるショップではもちろんのこと不具合のある互換インクなどは交換してくれます。
購入するショップの選定
「不具合などが発生した時にどのような対応をしてくれるのかということがとても大事」な商品になりますので「ショップの選定は非常に重要」になります。
例:
・一年で1セット程度しかインクを消費しない
⇒無理に詰替え/互換インクを使用する必要性は低い。
・写真印刷が多く、色味や劣化がとても気になる
⇒詰替え/互換インクはお勧めしません。
・保証期間が残っていて万が一にも保証が聞かなくなるのは嫌だ
⇒仮にあなたが年間3セットインクを消費し、18,000円程度支払っているとします。この場合、一般的な詰替えインクだと6,000円程度のコスト以下ですので12,000円以上お金が浮き、互換インクですと9,000円から12,000円程度ですから9,000~6,000円程度が浮くことになります。
現在、コピーやスキャンができるA4インクジェットプリンタは、一流メーカーのもので11,000~15,000円程度が売れ筋の価格帯になりますから、一年間詰替え/互換インクを使用すると新品の本体を購入できるほどの金額が節約できます。
ご自分の使用状況に合わせて考えてみてくださいね。
More:
私の場合、エプソン・ブラザー・HPのプリンタで詰替え/互換インクを使用した中で「インクが原因で故障した」ということはありません。(そのような故障がないということではありません)
ただし、プリンタ製品などの故障や不具合は「俗にいう初期不良」など購入時より3~6か月以内程度の間に発生したり気が付くことが多くなります。そのため、(初期不良はもちろんですが)最初についてくるインクが使用できる期間が短かった場合など、(自信のない方や機械ものにちょっと弱いなという方は)購入時より3~6か月程度は純正インクでのご使用をお勧めします。
お店の選び方
通常、このような記事では「何社かを比較する」のが王道なのですが、この記事では詰替えインクと互換インクとはどういうものなのかを知っていただくのが眼目ですから、「詰替えインクと互換インクを扱うショップを1社」に加えて「詰替えインクのみ扱うショップ」を1社の合計2社のみ紹介例にしています。
その理由は、、、、、
◎ インターネットショッピングの時代は競争が激しく、様々な商品で同様機能/目的の商品の価格は平準化される。要するに詰替えインクや互換インクで同程度の品質で、同程度のサポート内容なら似たような価格に落ち着くということです。
これがどのようなことを意味するかというと、サポートが重要である製品では「価格で選ぶ」というのは意味がないということです。
紹介しているショップの保証内容
詰替えインクや互換インクのショップも競争の結果、不具合商品の取り換え・プリンタ破損時のプリンタ本体の交換などいろいろな施策を打ち、どのお店のページでも同じような保証などの内容になっています。
しかしながら、書いてある保証内容を気持ちよく・素早く提供してくれるのかどうか、サポートに電話がつながりやすいのかどうか、サポートの対応は適切かなどのことは「実際に保証やサポートを利用するまでわからない」事柄になってきます。
そのため、この記事では「私が実際に使用したことのあるショップ」の中から、サポートが適切であり親切であったことなどをメインにすえて二つのショップに絞って紹介しています。
詰替えインクと互換インクを扱うショップ
詰替えインクのエコッテ
こちらのショップの詰替えインクや互換インクは家電量販店の店頭でも販売されていますのでご存知の方も多いかと思います。また、家電量販店で常時販売されている商品であることは、安心感が持ちやすい理由の一つにもなると思います。
サポート内容は、ショップページの詰め替えインク W保証・互換インクカートリッジ W保証をご覧になるとわかりやすいかと思います。
商品に問題があった場合と、商品の使用でプリンタに異常が発生した場合の双方に関しての保証が完備されています。
私自身も互換インクが認識されないということがありサポートをお願いしたことがあるのですが、要点をついた問題点の聞き取り ⇒ 的確な指示ですぐに解決しています。
Moer:
詰替えインクのエコッテさんに関してはで問い合わせた(2016/11時点)ところ嬉しいことに「当社のインクが原因である場合はプリンタの保証期間にかかわらず対処する」との答えでした。
なお、エコッテさんでは、FAX付きにはFAX付きというように「交換するプリンタと同等の機能のもので交換」するのが基本とのことですからこの点も安心です。
ただ、購入後5年以上経過したプリンタでは経年劣化が引き金ということも多くなりますのであまりいじめないでくださいね。
詰替えインクのみ扱うショップ
インクナビ
サポート内容は、ショップページのインク・プリンタ保証をご覧になるとわかりやすいかと思います。
もちろん、このショップも商品に問題があった場合と、商品の使用でプリンタに異常が発生した場合の双方に関しての保証が完備されています。
なお、インクナビさんの交換保証は指定された機種への交換となり現状使用している機種と同等のものではないことに留意が必要です。
さて、ここからが本題。
通販にかかわらず買い物の保証で分かりにくいところなのですが、プリンタ本体に対する保証の内容を修理と交換の保証に分けて解説します。
なお、「どのショップでもかなり手厚い保証が受けられる規定」になっています。理由は、(まともなインクショップの商品であれば)「詰替えインクや互換インクの使用でプリンタが壊れる」ということはまずないからです。
修理保証
注意点としては、プリンタ本体の保証はメーカー保証の有効期間内に限るというのが基本ということです。例えばヤマダ電機などの延長保証期間はダメです。なお、DELL・HPなど購入時にメーカー保証自体を延長できる場合はその期間となるようです。
実際の手順はおおむね次のようになります。
・メーカー修理期間内であるか?
・当てはまれば、メーカーは購入したお店に送付して見積もりを取る。
・見積金額をインクショップに連絡して、インクショップの負担上限を勘案したうえで修理か、買い替えかを決定する。(面倒なようですが自分で修理依頼するときも同じですよね)
・修理後に伝票の画像などを送付してインクショップに立て替えた代金を振り込んでもらう。
・注意点として、送料が自己負担になるショップと、送料も込みで負担してくれるショップがあるので確認しておきましょう。
プリンタ交換保証
交換保証の規定はインクショップにより異なります。比較の留意点を挙げておきますので参考にしてくださいね。
また、ショップページを見てわからないことがある場合などは遠慮をしないで電話で聞いてみてください。電話の対応は、保証などに関するショップの姿勢を推定するとても良いチャンスになります!
・交換してくれるプリンタは、現在使用しているプリンタに準ずるショップと、現在使用している機種の機能にかかわらずショップ指定の製品になる場合の二つが多いので確認は必須です。
・修理見積もりをした際の送料や故障したプリンタの回収の有無もお店により異なります。また、故障したプリンタの廃棄料(ごみ代金)はほとんどの場合自己負担です。
・おおむね5年以上経過したプリンタでは(経年劣化もありますので)交換保証がない場合もありますので確認が必要です。
・営業期間が3年程度以上あるようなショップなど信頼性がある程度担保できるショップを選んでくださいね。
・口コミなどがある場合は、実際に交換依頼した場合のものを見てみるようにしてくださいね。
実際の詰替え手順
(別記事へジャンプ)【汚さない】互換インク詰替えのコツ【実際の手順例】
詰替えインクの商品例
詰め替えインクのエコッテさん